“Mono no Aware” and Japanese Beauty |
心動く瞬間。 名品でたどる抒情の系譜 |
「もののあはれ」と日本の美 |
平安時代から使われてきた 「もののあはれ」 という言葉は、現代を生きる私たちにも雅な響きをもって耳に届きます。人生の機微や四季の自然の移ろいなどに触れた時に感ずる、優美で繊細なしみじみとした情趣を意味し、今私たちが心癒される美しさと無縁ではありません。 |
会期: 2013 4/17(水)〜6/16(日) 展覧会は終了しました。 |
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“Mono no Aware” and Japanese Beauty |
自然の移ろいや人生の機微に触れた時に感じる日本の雅びな情趣 |
本展覧会では、自然の美しさを描いた絵巻や屏風、漆工や陶磁器などから平安時代以来の美術の流れを辿り、日本の美の根底に息づく 「もののあはれ」 をめぐる美的理念や、自然の移ろいに心動かされた人々の思いを明らかにしていきます。 |
《 展示構成 》 NEWS RELEASE No.11663、「『もののあはれ』と日本の美」カタログより抜粋文を掲載しています。 |
第一章 「もののあはれ」の源流 貴族の生活と雅びの心 |
第二章 「もののあはれ」という言葉 本居宣長を中心に |
第三章 古典にみる「もののあはれ」 『源氏物語』をめぐって |
第四章 和歌の伝統と「もののあはれ」 歌仙たちの世界 |
第五章 「もののあはれ」と月光の表現 新月から有明の月まで |
第六章 「もののあはれ」と花鳥風月 移り変わる日本の四季 |
第七章 秋草にみる「もののあはれ」 抒情のリズムと調和の美 |
第八章 暮らしの中の「もののあはれ」 近世から近現代へ |
【主な出品作品】 |
「もののあはれ」 という言葉は、平安時代や鎌倉時代を生きた宮廷をめぐる貴族たちの情趣深い生活の中から生まれました。 |
以上全八章の展示構成により、各章で普段見ることのできない数々の珍しい国宝や重要文化財、重要美術品など貴重な作品を眺めることによって、一千年前の歌仙たちや光源氏の繊細な表情と対話してタイムスリップ、「もののあはれ」と日本の美に通じる情趣の源流を辿ります。 |
日本の美をめぐる千年の旅 |
そこには、千年あまりに及ぶ日本人の心の襞を手繰るような、幅広くも奥深い世界が見えてきます。 |
「春夏花鳥図屏風」 |
「若竹鶺鴒図屏風」 |
「色絵桜楓文透鉢」 |
お問合せTel:03-3479-8600 |